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ゴリチと日本 ジャポニズム


                        1969 年、初めて日本を訪れ、すぐにこの国に恋に落ちたゴリチ。

                        その後の来日は 50 回余りを数える。
                        日本を愛し、日本人のエスプリを心から敬愛していた彼は、
                        来日のたびにその文化を深く知ろうと日本各地を訪ね歩き、伝統的な品々を買い求めた。

                        着物、布、履物,団扇、提灯・・・
                        そして日本に来るといつものワイングラスは盃に代わる。
                        日本からパリに持ち帰った品々はアトリエに飾られ、絵画の中で新たな命を吹き込まれる。

                        ゴリチの描く室内風景にはきまって日本のオブジェが配される。
                        それは小さくても大切な役割を担い、その存在を主張する。
                        そこには彼の日本への敬愛が込められている。
                                                                                                                                                                                        01. 白い蘭の花 50号
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